交通事故のあとに「背中の中央が痛い」「肩甲骨の間が張る」「事故の翌日から背中を動かすと痛い」「深呼吸や咳で背中に響く」と感じていませんか。追突や側面衝突で上半身が大きく揺さぶられた、シートへ背中を打ちつけた、バイク・自転車から転倒した場合などは、背骨、肋骨、筋肉、靱帯、神経や胸部へ負担がかかることがあります。このページでは、吹田市で受診先を探している方に向けて、救急相談の目安、整形外科の初診で伝えること、整骨院を併用する場合の確認手順を三浦基寛(柔道整復師・鍼灸師)が解説します。

先に結論:事故後の新しい背中の痛みは、まず整形外科などの医療機関へ
- 息苦しさ、胸・腹部の強い痛み、意識の異常、手足の麻痺、歩行困難、排尿・排便の異常、背骨の変形、激痛がある場合は、整骨院より先に119番や救急医療へ相談してください。
- 事故の翌日から痛みが出た場合や、体を動かせる場合でも、背骨・肋骨・胸部などへの影響を自己判断できません。
- 痛む場所を「首の付け根」「肩甲骨の間」「背中の中央」「背中と腰の境目」のように分け、呼吸や体動との関係を医師へ伝えましょう。
- 整骨院での施術を希望する場合は、先に医師の診察を受け、医師と保険会社へ施術先・併用方法を確認するのが基本です。
交通事故で背中・肩甲骨の間に負担がかかる場面
背中の中央には胸椎があり、左右の肋骨や肩甲骨周囲の筋肉と連動しています。交通事故では、追突で首から背中が急に前後へ動く、側面衝突で体幹がひねられる、シートやドアへ背中を打ちつける、転倒時に肩や背中から路面へ落ちるなど、複数方向の力が加わることがあります。
事故直後は緊張で痛みに気づきにくく、数時間後や翌日に張り、動作時痛、寝返りの痛み、肩甲骨の間の違和感が目立つ場合があります。背中の痛みだけに見えても、首・肩・肋骨・胸部・腰からの症状が関係する場合があるため、事故後に出た症状をまとめて伝えることが大切です。
すぐに119番・救急医療へ相談したい症状
次のような症状がある場合は、予約した整骨院へ向かう前に119番や救急医療機関へ相談してください。
- 息苦しい、呼吸が浅い、唇の色が悪い、冷や汗が出る
- 胸や腹部にも強い痛みがある、咳や深呼吸で激しく痛む
- 意識がぼんやりする、会話がおかしい、強い頭痛や繰り返す嘔吐がある
- 手足の強いしびれ、力の入りにくさ、歩行困難がある
- 尿が出にくい・漏れる、便を我慢できないなど急な排尿・排便の変化がある
- 背骨に明らかな変形がある、動けないほどの激痛がある
- 高速度の衝突、車外へ投げ出された、バイク・自転車で強く転倒した
- 痛みやしびれが時間とともに急速に悪化している
日本整形外科学会は、強い外力による脊椎椎体骨折では、ほかの骨・軟部組織損傷や脊髄損傷を伴う場合があり、重症では麻痺が生じることがあると説明しています。判断に迷うときは、吹田市が案内する救急安心センターおおさか(#7119または06-6582-7119)へ相談できます。
事故の翌日から背中が痛くなった場合
事故直後に痛みが少なくても、時間がたってから症状が目立つことがあります。「翌日だから事故とは関係ない」「動けるから大丈夫」と決めず、事故日時、痛みを感じ始めた時刻、痛む高さ、悪化する動作を記録して医師へ伝えてください。
国土交通省は、事故後に速やかに受診しない場合、けがと交通事故との関係について確認が難しくなることがあるため、軽傷と思っても医師の診断を受けるよう案内しています。受診まで間が空いた場合も、経過を正確に説明しましょう。
「息を吸うと背中が痛い」ときに確認したいこと
深呼吸、咳、くしゃみで背中や肩甲骨周囲が痛む場合は、背中の筋肉だけでなく、肋骨や胸部への影響を含めて医療機関で確認する必要があります。息苦しさ、胸の痛み、顔色不良、冷や汗、急速な悪化を伴う場合は救急医療を優先してください。
受診時は、普通に呼吸できるか、深く吸ったときだけ痛むか、咳や体をひねる動作でも痛むか、どちら側が痛むかを伝えます。胸・肋骨の症状が中心の場合は、交通事故後の胸・肋骨痛の記事も参考にしてください。
整形外科の初診で伝えたい8項目
- 事故の日時と状況:追突、正面・側面衝突、自転車・バイク・歩行中の事故など
- 背中へ加わった力:シートへ打った、上半身が前後に揺れた、ひねられた、転倒したなど
- 痛む高さ:首の付け根、肩甲骨の間、背中の中央、背中と腰の境目、左右差
- 痛みの始まり:事故直後、数時間後、翌日など
- 痛む動作:深呼吸、咳、寝返り、起き上がり、腕を上げる、体をひねるなど
- 神経症状:手足のしびれ、力の入りにくさ、歩きにくさ、感覚の変化
- 呼吸・胸腹部症状:息苦しさ、胸や腹部の痛み、吐き気、冷や汗
- 生活への影響:眠れない、座っていられない、運転や仕事が難しいなど
医師が事故状況と診察所見を確認し、必要に応じてX線、CT、MRIなどの検査を判断します。日本整形外科学会は、脊椎椎体骨折の確認にX線を用い、粉砕や脊髄損傷が疑われる場合はCTやMRIが必要になると説明しています。
整形外科と整骨院の役割の違い
| 確認項目 | 整形外科 | 整骨院 |
|---|---|---|
| 担当 | 医師 | 柔道整復師 |
| 主な役割 | 診察、診断、必要な画像検査、投薬、診断書、専門医療への紹介 | 医師の診断内容と注意事項を踏まえた施術、日常動作や通院についての相談 |
| X線・CT・MRI | 症状と診察所見から医師が必要性を判断 | 実施できません |
| 事故後の進め方 | 背中だけでなく、首・肩・胸・肋骨・腰・手足の症状も伝える | 医療機関の受診後、医師と保険会社へ併用方法を確認して相談 |
整骨院は、背骨・肋骨・胸部や神経への影響を画像検査で診断する医療機関ではありません。まず整形外科などで医学的な評価を受け、診断内容と注意事項を共有したうえで、施術の可否や通院方法を検討します。
整形外科と整骨院を併用するときの手順
- 警察へ事故を届け出る:けががあることを伝え、必要な手続きを確認します。
- 保険会社へ連絡する:背中の痛み、呼吸や動作との関係、受診予定の医療機関を伝えます。
- 整形外科などを受診する:事故後に出た症状を部位ごとに医師へ伝えます。
- 併用希望を確認する:整骨院での施術を希望することを医師に相談します。
- 保険会社へ施術先を伝える:ハートフル鍼灸整骨院の名称と通院予定を伝え、対応を確認します。
- 定期的に医師の診察を受ける:痛み、しびれ、呼吸、睡眠、仕事や運転への影響を共有します。
治療費の支払い方法や補償の対象は、事故状況、過失、契約、医療機関・施術との関係、保険会社の確認によって異なります。「交通事故なら窓口負担は必ず0円」とは限らないため、受診先ごとに確認してください。
受診までに避けたいこと
- 痛みを確かめるために背中を強く反らす、ひねる、重い物を持つ
- 痛む場所を強く押す、揉む、深いマッサージをする
- 無理なストレッチや自己流の矯正を行う
- 息苦しさや手足のしびれがあるのに予約日まで待つ
- 市販薬だけで長く様子を見て、事故後の経過を記録しない
楽な姿勢で安静にし、必要なら家族や医療機関へ移動方法を相談してください。冷やす・温める、固定する、薬を使用するなどの判断は状態により異なるため、医師や薬剤師などの指示を優先してください。
よくある質問
交通事故の翌日から背中が痛くなりました
時間がたってから症状が目立つことがあります。事故日時、発症時刻、痛む高さ、呼吸や動作との関係をメモし、速やかに整形外科などの医療機関へ相談してください。
肩甲骨の間が痛い場合は何科ですか?
交通事故後の肩甲骨の間・背中の痛みは、まず整形外科などの医療機関へ相談します。息苦しさ、胸・腹部の強い痛み、意識の異常などがあれば救急医療を優先してください。
深呼吸すると背中が痛みます
背中の筋肉だけでなく、肋骨や胸部への影響を含めた確認が必要です。息苦しさ、胸痛、顔色不良、冷や汗、急速な悪化を伴う場合は119番や#7119へ相談してください。
背中を動かせるので骨折ではありませんか?
動かせることだけでは判断できません。痛む場所、事故時の力、神経症状などを医師が確認し、必要な画像検査を判断します。無理に動かして確かめないでください。
首から肩甲骨まで痛みます
首と背中の両方へ力が加わっている場合があります。首を無理に回さず、頭痛、めまい、吐き気、腕のしびれの有無も医師へ伝えてください。むちうちが気になる方はむちうちの受診・通院記事もご覧ください。
整骨院だけに通ってもよいですか?
交通事故後の背中の痛みは、まず医師の診察を受けることが大切です。整骨院を希望する場合は、診断内容を共有したうえで医師と保険会社へ併用方法を確認してください。
自賠責保険なら自己負担は必ず0円ですか?
一律ではありません。事故状況、過失、保険会社の対応、受診・施術内容などにより異なります。医療機関、整骨院、保険会社へ支払い方法を確認してください。
吹田市で交通事故後の背中の痛みを相談したい方へ
ハートフル鍼灸整骨院は、吹田市山田東で、交通事故後の施術や整形外科との併用手順に関する相談を受け付けています。担当の三浦基寛(柔道整復師・鍼灸師)が、医療機関で確認された内容と現在の症状を伺います。
まだ医療機関を受診していない場合や、救急性が疑われる場合は、適切な医療機関を先にご案内します。事故日、衝突方向、痛む高さ、呼吸や動作との関係、しびれ、胸・腹部症状、受診状況、保険会社への連絡状況をお知らせください。
電話で相談 06-6878-1122LINEで相談24時間WEB予約
参考にした公的・専門機関の情報
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療方針、法律・保険上の判断を行うものではありません。実際の症状は医師へ、補償や支払いは保険会社・必要に応じて専門家へご確認ください。緊急時は119番へ連絡してください。
