交通事故のあとに「足の付け根が痛い」「歩けるけれど、立ち上がりや車の乗り降りで股関節が痛む」「翌日からお尻や太ももの前まで痛くなった」と感じていませんか。側面衝突でドアに腰を打ちつけた、衝突時に床を強く踏ん張った、シートベルトで骨盤周辺に力が加わった、自転車やバイクで転倒した場合などは、股関節や骨盤周囲に負担がかかることがあります。このページでは、吹田市で受診先を探している方に向けて、救急相談の目安、整形外科の初診で伝えること、整骨院を併用する場合の確認手順を三浦基寛(柔道整復師・鍼灸師)が解説します。

先に結論:歩けても、事故後の股関節痛は整形外科へ相談を
- 立てない、体重をかけられない、脚の変形、激痛、急な腫れ、出血、脚のしびれ・冷たさ・色の変化があるときは、整骨院より先に救急医療へ相談してください。
- 歩けることだけでは、打撲、筋肉・腱・関節周囲の損傷、骨盤や股関節周囲の骨折などを自己判断できません。
- 事故後は速やかに整形外科などの医療機関を受診し、股関節だけでなく腰・膝・腹部など新しく出た症状も医師へ伝えましょう。
- 整骨院での施術を希望する場合は、先に医師の診察を受け、医師と保険会社に施術先・併用方法を確認するのが基本です。
交通事故で股関節・足の付け根に負担がかかる場面
股関節は骨盤と大腿骨がつながる、体重を支える大きな関節です。交通事故では、側面衝突で腰や太ももの外側をドアに打つ、正面衝突でブレーキや床を強く踏み込む、膝から力が伝わる、シートベルトで骨盤が固定された状態で体がひねられる、といった力が加わります。歩行者・自転車・バイクの事故では、転倒して股関節の外側を路面に打つこともあります。
痛む場所は足の付け根だけとは限りません。股関節の外側、お尻、太ももの前や内側、腰に痛みを感じることもあります。事故直後は緊張で症状に気づきにくく、数時間後や翌日に、立ち上がり・階段・靴下を履く動作・車の乗り降りで痛みが目立つこともあります。
すぐに救急医療へ相談したい症状
次のような症状がある場合は、整骨院へ向かう前に119番や救急医療機関へ相談してください。
- 立てない、歩けない、脚へ体重をかけられない
- 股関節・骨盤・足の付け根に強い痛みがあり、自力で座る・体を動かすことが難しい
- 脚が短く見える、外側へ不自然に向くなど、明らかな変形がある
- 腫れや皮下出血が急速に広がる、出血が多い
- 脚のしびれや麻痺が強い、足先が冷たい・白い・紫色に見える
- 腹痛、息苦しさ、冷や汗、顔色不良、意識がぼんやりする症状を伴う
日本整形外科学会は、骨盤骨折が交通事故などの大きな外力で起こり、激痛や大量出血によるショックを伴う場合があると説明しています。緊急時は119番、受診先に迷う場合は吹田市の受診案内も確認してください。
「歩けるから骨折ではない」とは限りません
大腿骨頸部骨折では多くの場合に立つ・歩くことが難しくなります。一方で、日本整形外科学会は骨盤の亀裂骨折では歩行できる場合があること、ずれのない骨折などは通常のX線で分かりにくく、CTやMRIが役立つ場合があることも説明しています。歩けるかどうかは大切な情報ですが、それだけで損傷の有無を決めることはできません。
交通事故後に足の付け根、股関節の外側、お尻、太ももへ新しい痛みが出た場合は、痛む動作を無理に繰り返さず、整形外科へ相談してください。医師が診察し、必要性を判断してX線・CT・MRIなどを選択します。
整形外科の初診で伝えたい8項目
- 事故の日時と状況:追突、正面・側面衝突、自転車・バイク・歩行中の事故など
- 体へ加わった力:ドアへ腰を打った、膝をぶつけた、足で踏ん張った、転倒したなど
- 痛む場所:足の付け根、股関節の外側、お尻、太ももの前・内側、腰など
- 歩行と荷重:歩ける距離、片脚へ体重をかけられるか、足を引きずるか
- 痛む動作:立ち上がり、階段、車の乗り降り、靴下や靴を履く動作、寝返りなど
- 外見の変化:腫れ、あざ、左右差、脚の向きや長さの違い
- 神経・血流の症状:脚のしびれ、力の入りにくさ、足先の冷たさや色の変化
- ほかの症状:腰・膝・腹部・頭・首の痛み、吐き気、めまいなど
症状が始まった時刻と変化をメモし、可能であれば腫れやあざを写真で残すと説明しやすくなります。国土交通省も、事故時の記録を残し、軽傷に思えても速やかに医師の診断等を受けることが大切だと案内しています。
整形外科と整骨院の役割の違い
| 確認項目 | 整形外科 | 整骨院 |
|---|---|---|
| 担当 | 医師 | 柔道整復師 |
| 主な役割 | 診察、診断、必要な画像検査、投薬、診断書、専門医療への紹介 | 医師の診断内容を踏まえた施術、日常動作や通院についての相談 |
| X線・CT・MRI | 症状と診察所見から医師が必要性を判断 | 実施できません |
| 事故後の進め方 | 股関節だけでなく、腰・膝・腹部など事故後の症状をまとめて伝える | 医療機関の受診後、医師と保険会社へ併用方法を確認して相談 |
整骨院は、骨折などを画像検査で診断する医療機関ではありません。まず整形外科で医学的な評価を受け、診断内容と注意事項を共有したうえで、施術の可否や通院方法を検討します。
整形外科と整骨院を併用するときの手順
- 警察へ事故を届け出る:けががあることを伝え、必要な手続きを確認します。
- 保険会社へ連絡する:股関節・足の付け根の痛み、受診予定の医療機関を伝えます。
- 整形外科を受診する:事故後に出た症状を部位ごとに医師へ伝えます。
- 併用希望を確認する:整骨院での施術を希望することを医師に相談します。
- 保険会社へ施術先を伝える:ハートフル鍼灸整骨院の名称と通院予定を伝え、対応を確認します。
- 定期的に医師の診察を受ける:痛み、歩き方、可動域、しびれ、生活への影響の変化を共有します。
治療費の支払い方法や補償の対象は、事故状況、過失、契約、医療機関・施術との関係、保険会社の確認によって異なります。「交通事故なら窓口負担は必ず0円」と一律には言えないため、受診先ごとに確認してください。
受診までに気をつけたいこと
- 痛みを確かめるために、深くしゃがむ・脚を大きく開く・片脚立ちを繰り返さない
- 無理なストレッチ、強いマッサージ、自己流の矯正を避ける
- できるだけ運転を控え、移動方法を家族や医療機関へ相談する
- 痛む場所、歩ける距離、腫れ・あざ、しびれ、足先の色を記録する
- 悪化したときは予約日を待たず、救急医療機関や119番へ相談する
冷やす・温める、固定する、薬を使用するなどの判断は状態により異なります。医師や薬剤師などの指示を優先してください。
よくある質問
事故後も歩けます。病院へ行く必要はありますか?
歩けることだけでは判断できません。事故後に新しく股関節・足の付け根・お尻・太ももの痛みが出た場合は、速やかに整形外科などの医療機関へ相談してください。体重をかけられない、変形、激痛、急な腫れなどがあれば救急相談が必要です。
翌日から足の付け根が痛くなりました
事故直後は緊張で気づきにくく、時間がたってから痛みが目立つことがあります。発症時刻、痛む動作、腫れやあざ、歩き方の変化を記録し、医師へ伝えてください。
側面衝突やシートベルトでも股関節が痛くなりますか?
ドアへの打撲、踏ん張り、膝から伝わる力、骨盤が固定された状態でのひねりなどにより、股関節・骨盤周囲へ負担がかかることがあります。事故の方向と座席位置も受診時に伝えましょう。
外側が痛い場合と足の付け根が痛い場合で違いますか?
痛む場所は原因を考える重要な情報ですが、場所だけで診断はできません。外側、お尻、足の付け根、太もも、腰のどこが、どの動作で痛むかを医師へ具体的に伝えてください。
整骨院だけに通ってもよいですか?
交通事故後の股関節痛は、まず医師の診察を受けることが大切です。整骨院を希望する場合は、診断内容を共有したうえで医師と保険会社へ併用方法を確認してください。
自賠責保険なら自己負担は必ず0円ですか?
一律ではありません。事故状況、過失、保険会社の対応、受診・施術内容などにより異なります。医療機関、整骨院、保険会社へ支払い方法を確認してください。
吹田市で交通事故後の股関節痛・通院を相談したい方へ
ハートフル鍼灸整骨院は、吹田市山田東で、交通事故後の施術や整形外科との併用手順に関する相談を受け付けています。担当の三浦基寛(柔道整復師・鍼灸師)が、医療機関で確認された内容と現在の症状を伺います。
まだ医療機関を受診していない場合や、救急性が疑われる場合は、適切な医療機関を先にご案内します。事故日、事故の方向、痛む場所、歩行の状態、腫れ・あざ・しびれの有無、受診状況、保険会社への連絡状況をお知らせください。
電話で相談 06-6878-1122LINEで相談24時間WEB予約
参考にした公的情報
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療方針、法律・保険上の判断を行うものではありません。実際の症状は医師へ、補償や支払いは保険会社・必要に応じて専門家へご確認ください。緊急時は119番へ連絡してください。
